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イスラム国のサウジ攻略戦略
―― テロと宗派間紛争

ビラル・Y・サーブ アトランティックカウンシル  シニアフェロー

Can the House of Saud Survive ISIS?

Bilal Y. Saab アトランティック・カウンシル、国際安全保障センター・シニアフェロー。専門は湾岸諸国とレバント。

2015年7月号 掲載論文

アルカイダは、2003―2006年にサウド家を倒そうと、テロでサウジ国内を混乱に陥れようとした。これはサウジの近代史におけるもっともせい惨で長期化した紛争だった。そしていまやイスラム国がサウジ国内でテロ攻撃を繰り返している。イスラム国の戦略は、アルカイダのそれ以上に巧妙かつ悪魔的で危険に満ちている。バグダディはサウジのシーア派コミュニティを攻撃して挑発し、その怒りをサウジ政府へと向かわせることで、宗派間戦争の構図を作り出そうとし、すでにサウジのことをイスラム国・ナジュド州と呼んでいる。一方、サウジの新聞とツイッターはシーア派に批判的な発言で溢れかえっている。政府は(反シーア派的な)メディアの主張と宗教指導者の活動をもっと厳格に監視し、抑え込む必要がある。そうしない限り、宗派間紛争が煽られ、サウジ政府とイスラム国の戦いが長期化するのは避けられないだろう。

  • サウジ政府とアルカイダの戦争
  • イスラム国の戦略
  • サウド家の課題

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