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イスラム国後のイラクと中東
―― イラク国家の再建で中東秩序の再建を

エマ・スカイ イェール大学グローバル問題研究所 シニアフェロー

Mission Still Not Accomplished in Iraq: Why the United States Should Not Leave

Emma Skyイェール大学グローバル問題研究所シニアフェロー。近著にThe Unraveling: High Hopes and Missed Opportunities in Iraq。2003―2004年にイラク・キルクーク県調整官、2007―2010年にイラク駐留米軍のレイモンド・オディエルノ司令官(現・米陸軍参謀総長)の政策顧問を務めた。

2017年12月号掲載論文

トランプだけでなく、アメリカ人の誰もが、イラクへの関与を終わらせたいと考えているだろう。しかし、かつてイラクの崩壊が現在の中東秩序の解体をもたらしたように、イラクで起きることが中東全体に大きな余波をもたらすことを忘れてはならない。逆に言えば、中東のパワーバランスを回復する上でもっとも重要な要因は、イラクの安定化ということになる。地域諸国が依然として混乱のなかにあるイラクの権力の空白を埋めていくのを阻止するには、この国を強くしなければならないし、そのためには依然としてアメリカの支援が必要だろう。

  • イスラム国後のイラク
  • 何がイスラム国を誕生させたか
  • 政治的見取り図
  • クルド人の立場
  • テヘランの影響力
  • イラクを再建するには

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