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ドイツにおける核武装論争
―― なぜ核武装は危険思想なのか

ウルリッヒ・クーン カーネギー国際平和財団 核政策プログラムフェロー トリスタン・ボルペ カーネギー国際平和財団 核政策プログラムフェロー

Keine, Atombombe, Bitte Why Germany should not Go Nuclear

Ulrich Kühn カーネギー国際平和財団 核政策プログラムフェロー。 Tristan Volpe カーネギー国際平和財団 核政策プログラムフェロー。

2017年8月号掲載論文

ロシアによるウクライナ侵略、アメリカの対ロ政策の迷走、そして、欧州安全保障へのコミットメントに懐疑的なトランプ政権の誕生を前に、ベルリンの困惑とヨーロッパ安全保障への不安は高まった。「アメリカの核の傘による安全保障(の今後)に対する懸念を取り払う、独自の核抑止力の形成を検討すべきだ」と提案する者もいる。たしかに、ヨーロッパが「敵対的なロシア」と「無関心なアメリカ」の板挟みになれば、ベルリンはヨーロッパを政治的に守るだけでなく、軍事的に防衛することを求める大きな圧力にさらされる。だが、この国の核武装には「ドイツ問題」という歴史問題が関わってくるだけでなく、EUを中核に据えてきた戦後ドイツの国家アイデンティティそのものが揺るがされる。しかも、ドイツが核戦力をもてば、EUとロシアの関係が不安定化するだけでなく、他の諸国が核開発を試みる核拡散の連鎖が生じる。・・・

  • トランプとドイツの不安
  • 「特有の道」とドイツ問題
  • ウクライナ危機とトランプ政権の誕生
  • 核武装という危険思想
  • 米欧関係の刷新を

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