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米中貿易戦争の安全保障リスク
―― 対立は中国をどこへ向かわせるか

アリ・ワイン ランド・コーポレション  政策アナリスト

The Security Risks of a Trade War With China
Why the U.S. Should Be Wary of Economic Decoupling

Ali Wyne
ランド・コーポレションの政策アナリスト、アトランティックカウンシルのシニアフェロー。三極委員会、カーネギー国際平和財団などを経て現職。専門はアジアの安全保障など。

2018年9月号掲載論文

ごく最近まで米中の経済的つながりは、戦略的な不信感がエスカレートしていくのを抑える効果的なブレーキの役目を果たしてきたが、いまや専門家の多くが、世界経済を不安定化させるような全面的な貿易戦争になるリスクを警戒するほどに状況は悪化している。経済・貿易領域の対立が、安全保障領域に与える長期的な意味合いも考える必要がある。北京がアメリカとの経済関係に見切りをつければ、国際システムに背を向け、明確にイラン、ロシア、北朝鮮との関係を強化し、アメリカと同盟諸国の関係に楔を打ち込もうとすると考えられるからだ。相互依存関係の管理にトランプ政権が苛立ち、(現在の路線を続けて)経済・貿易領域で中国を遠ざけていけば、安全保障領域でより厄介な問題を抱え込む恐れがあることを認識する必要がある。

  • 貿易紛争の余波
  • 対立のルーツ
  • リビジョニストの中国
  • 米中対立は続くのか

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