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ブレグジット後の連合王国
―― 先進小国のケースから何を学べるか

マイケル・オサリバン クレディスイス チーフ・インベストメントオフィサー、デビッド・スキリング ランドフォール・ストラテジーグループ ディレクター

The Lessons of Little States Small Countries Show the Way through Brexit

Michael O’sullivan クレディスイス チーフ・インベストメントオフィサー。 David Skilling ランドフォール・ストラテジーグループ ディレクター。

2017年7月号掲載論文

連合王国を構成するイングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズそして隣接する独立国家アイルランドが、ブレグジットの混乱に翻弄されるのは避けられないだろう。特に、スコットランドや北アイルランドがイギリスからの独立を目指した場合、さらに大きな混乱に直面する。幸い、ブレグジット後に備える上で、これら連合王国の構成国や近隣国が参考にできるモデルがある。スウェーデンからニュージーランドまでの小規模な先進諸国(先進小国)だ。これらの国は教育を通じた人材育成、良質なインフラへの投資、危機に備えた規律ある財政政策の実施を心がけてきた。独立を目指すスコットランド、北アイルランドだけでなく、ブレグジットの大きな余波にさらされるアイルランドも、これら先進小国の叡知に学ぶべきだろう。

  • 先進小国モデル
  • スコットランド
  • 北アイルランド
  • アイルランド

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