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CFRブリーフィング
世界の自動車産業に何が起きているのか  
――クライスラーの衰退とトヨタの台頭

Lee Hudson Teslik Assistant Editor

The Global Auto Industry

By Lee Hudson Teslik (Assistant Editor, www.cfr.org)

2007年3月号掲載論文

2007年2月、ダイムラークライスラーは、クライスラーの北米部門の売却も視野に入れた再建策、リストラクチャリングを実施していくつもりだと発表し、その一環として、1万3千人のレイオフを行い、生産能力を削減し、さらには、クライスラーの売却も検討していることを挙げた。2月の表明は、9年に及んだダイムラーベンツとクライスラーの不幸な結婚の終わりの始まりとみる専門家は多い。ゼネラル・モーターズ(GM)がクライスラー、あるいはその一部を買収するかもしれないという噂もあれば、そうした噂はたんなる憶測にすぎないという見方もある。クライスラーにどのような運命が待ち受けていようと、ダイムラークライスラーの窮状は、グローバル・オート・インダストリー(世界の自動車産業)の大きな変化を映し出している。デトロイトの自動車メーカーが悪戦苦闘するなか、日本のトヨタが市場への影響力をますます高めているからだ。中国の一部の自動車メーカーもパーツ部門を中心にグローバル市場での足場を強化しつつある。

  • クライスラーの衰退
  • GMによる買収?
  • トヨタの強さの秘密
  • 中国企業の今後

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