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人類は殺し合うサルか
 ――霊長類の平和と人類の平和(下)

スタンフォード大学神経学・生物科学教授 ロバート・M・サポルスキー

A Natural History of Peace

Robert M. Sapolsky 著名な神経学者で、専門はストレスと神経細胞の関係。大きな話題を呼んだ『なぜシマウマは胃潰瘍にならないか』の著者。スタンフォード大学の神経学・生物科学教授。

2006年3月号掲載論文

協調する小集団内で暴力ざたが起きる可能性は低いが、一方でこの集団は対外的に大きな問題を引き起こす。実際、価値を共有する小規模の均質的な集団の存在は、社会全体の調和という点からみれば悪夢だし、アウトサイダーにとっても危険である。だが、アウトサイダーを他者として位置づけずに、小集団内の協調を維持する方法はある。一つの方法は交易だ。自発的な経済交流は利益を生み出すだけでなく、社会的紛争の発生を低下させる。集団間の境界線があいまいで、メンバーが入れ替わる分裂・融和型社会構造も、アウトサイダーを他者として位置づけずに、小集団の協調を維持するためのモデルになる。

  • 行動を決めるのは「生まれ」か「育ち」か
  • 例外的に穏やかな群れの存在
  • 自集団と他集団の垣根をなくすには

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