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2025.9.16 Tue
中東の新たな仲介者
―― 湾岸諸国の新しい役割
ワシントンを、イスラエルを抑え、地域紛争を永続的に終わらせる上での信頼できるパートナーとみなす考えは裏切られた。結局、ホワイトハウスはネタニヤフの戦略を受け入れた。いまや湾岸諸国は、より不安定な中東に備える計画を立てることを迫られている。(アルハサン、ホカイエム)
イスラエルが地域覇権を確立しつつあるかにみえたために、イスラエルとイラン間の新しいバランスを形作ろうと、湾岸諸国は、トランプが求める新たなイラン核合意を推進する主要なプレーヤーになった。そこでは、壮大な駆け引きが展開されていた。トランプは湾岸諸国の立場を優先し、イスラエルの意向を無視した。(ナスル)
空爆を受けた後のイランでは、国家安全保障を何よりも優先する新しい社会契約が生まれているようだ。攻撃によってイランは弱体化したかもしれないが、指導層はイスラエルとアメリカの攻撃に耐えたことを誇りに感じている。(タバール)