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2017.12.6 Wed

【12月号プレビュー】
習近平思想における共産党と軍
―― 2022年の中国

習近平思想とは、「共産党を中心とする中国の民族国家形成に向けたプロジェクト」なのだ。国際社会は習の演説をリベラルな国際主義のサインとして期待するかもしれない。しかし、これは軍事力の増強を後ろ盾に中華民族の偉大なる復興を目指していくという計画に他ならない。・・・(バポネス)

ボリシェビキそして彼らが形作ったソビエトという国家は、中国共産党にとってモデルであり、反面教師でもあった。ソビエト崩壊の記憶ゆえに、中国共産党指導部は権力維持に向けた決意を固め、党が軍部を支配することの重要性を肝に銘じた。そして、習の「中国の夢」が約束するのは、党の支配の下で、中華文明の栄光を取り戻すことだ。固有のナショナリズムとレーニン主義の鉄の規律の組み合わせは、権威主義の指導者たちにとって、代表制民主主義に代わる魅力的な選択肢なのかもしれない。・・・(フリック)

習近平の「中華民族の偉大な復興」というスローガンは中国民衆の共鳴を呼んだ。これは「屈辱の世紀」に耐えた中国を「正しい地位」に復帰させ、国際秩序の中心を超えたその上に位置づけるというストーリーだ。正確でない歴史認識を基に未来を語る中国に、われわれはどう対処していけばよいのか。実際、習近平政権は、外国のアイデアと資本が入ってくるのを制限する一方で、中国の対外的な政治的、経済的、軍事的影響力の強化を模索している。・・・(エコノミー)

2017年12月号プレビュー

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