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イランが戦う二つの戦争
――アメリカとイスラエルの誤算

モハンマド・アヤトッラヒ・タバール テキサスA&M大学 公共政策大学院准教授(国際関係学)

How Iran Sees the War: External Escalation, Internal Consolidation

Mohammad Ayatollahi TabaarテキサスA&M大学ブッシュ行政・公共サービス大学院の国際関係学准教授 カーネギー国際平和財団の研究員(非常勤)も兼務。著書にReligious Statecraft: The Politics of Islam in Iranがある。

2026年5月号掲載論文

アメリカとイスラエルは、テヘランは弱く、(反撃にも)慎重だとかねて侮ってきた。こうして両国はテヘランが核協議に前向きだったにもかかわらず、繰り返しイランを攻撃した。テヘランも、今後の相手の攻撃にはより攻撃的な対応をとらなければならないと、戦略を劇的に転換した。ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡についても言及していた。それでもアメリカとイスラエルはテヘランを侮り、イラン攻撃を実施した。ラマダンの時期に決行されたイラン最高指導者の暗殺を前に、いまやイランは、あらゆるものを攻撃対象にできると考えている。重要なのは、テヘランは、「イランを攻撃すれば、重大な帰結に直面すること」を対外的に示すことを望んでいるだけではない。今回の戦争を、かつてのイラン・イラク戦争同様に、国内での体制基盤の強化につなげたいと考えている。

  • 危機と機会
  • 強硬策への転換
  • いつか来た道
  • 二つの戦争

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