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核抑止力の崩壊?
―― 問われる核の存在理由

ローズ・ゴットモーラー 元米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)

The Strange Defeat of Nuclear Deterrence: And the Coming Crisis in Strategic Stability

Rose Gottemoeller アメリカの外交官で、元米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)。クリントン政権の国家安全保障会議ディレクター(ロシア、ウクライナ、ユーラシア担当)、国務次官補、北大西洋条約機構(NATO)事務次長などを歴任した。2015年8月6日の広島平和記念式典に米高官として戦後初めて参列した。

2026年9月号掲載論文

もはや核戦力では、安価なドローンによる敵の集中攻撃を抑止できない。この事実を、核保有国と核兵器の開発を望んでいるかもしれない非核保有国は、改めて認識する必要がある。実際、イスラエルの核抑止力は、イランの通常兵器による攻撃に対する歯止めにはならなかった。ウクライナに攻撃された核大国ロシアも同様だった。核保有を目指す国々は、代わりに通常兵器で防衛力を強化し、通常兵器やハイブリッド攻撃に対するレジリエンスを高める方法を模索すべきだろう。核兵器は、安全保障を確実にするどころか、新しく不安を抱かせるような危険を招き入れるだけかもしれない。

  • 抑止力の崩壊
  • 機能しない抑止力
  • 無力化された核抑止
  • 中国の核戦力増強
  • 核の無力さ
  • 核は少ないほど良い

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