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ハートランド対リムランド(上)
―― 次の世界秩序をめぐる抗争

マイケル・ベックリー タフツ大学 政治学准教授
ハル・ブランズ ジョンズ・ホプキンス大学 特別教授

Heartland vs. Rimland: The Battle Lines in the War for the Next Global Order

Michael Beckley アメリカの政治学者で、タフツ大学准教授(政治学)。アメリカン・エンタープライズ研究所非常勤シニアフェローも兼務。

Hal Brands アメリカの歴史学者で、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院 特別教授。アメリカン・エンタープライズ研究所のレジデント・スカラー。マイケル・ベックリーとの共著で『デンジャー・ゾーン 迫る中国との衝突』(奥山真司訳、飛鳥新社、2023年)がある。

2026年8月号掲載論文

中国・ロシア・イラン・北朝鮮などの「ハートランド」勢力が、軍事・経済・技術・デジタルネットワークを通じて米主導の「リムランド」秩序に挑戦している。アメリカ、欧州、東アジアなどのリムランド連合は、経済規模、技術力、市場、金融・資源面で優位にあるが、その力を戦略的に組織化できていない。ハートランド勢力は「領土的な勢力圏に分割され、産業上のチョークポイントで支配される世界」を望んでいる。現状で問われているのは、リムランドがまとまりのあるパワーの中枢として行動するのか、それとも緩やかで脆弱な集合体のままであるかだ。国際秩序を有利に形作れるかは、リムランド連合がそのパワーを戦略に転換できるかにかかっている。

  • ハートランドとリムランド
  • 独裁国家枢軸とリムランド連合
  • 脅威の本質
  • 21世紀の中国
  • リムランドに対する攻勢

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