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日韓の核武装論を再検証する
―― 核拡散の連鎖を防ぐには

ビクター・チャ ジョージタウン大学 特別教授
クリスティ・ゴヴェラ オックスフォード大学 准教授(日本政治・国際関係学)

Why Japan and South Korea Won't Go Nuclear: But America Still Needs to Worry About Proliferation in East Asia

Victor Cha ジョージタウン大学の特別教授。戦略国際問題研究所(CSIS)の会長(地政学・外交政策担当)。2004年から2007年まで米国家安全保障会議(NSC)のアジア担当ディレクターを、2021年から2025年まで米国防政策委員会(DPC)メンバーとして国防長官顧問を務めた。

Kristi Govella オックスフォード大学日本政治・国際関係学准教授で、戦略国際問題研究所(CSIS)の上級顧問兼ジャパン・チェア。

2026年6月号掲載論文

韓国での世論調査では、核武装への支持率が75―80%に達し、日本でもかつてタブーとされてきた核問題についてオープンな議論をすることに、市民の56%以上が賛成している。こうしてメディアは、両国の核武装論を大きく取り上げるようになった。だが、実際の政策に大きな影響力をもつ両国の戦略エリートの多くは核保有に慎重な態度を崩していない。むしろ、単独で核を保有するよりも、アメリカとの同盟関係を通じた「核の共有」を模索する方が好ましいと考えている。ただし、こうした現状も、駐留米軍の規模が削減されるか、あるいは、日韓のどちらかが、核保有へ動けば、大きく揺るがされる危険がある。

  • 核武装の可能性は
  • 過大評価される世論の立場
  • 何が変化を左右するか
  • 影響力への不安

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