hyotographics / Shutterstock.com

強大化するドイツパワーの危うさ
―― 欧州の分裂と大国間競争リスク

リアナ・フィックス 米外交問題評議会 シニアフェロー(欧州担当)

Europe's Next Hegemon: The Perils of German Power

Liana Fix ドイツの歴史家、政治学者で、独ケルバー財団の研究員(国際関係)。ジャーマン・マーシャル財団のレジデントフェローを経て、現在は、米外交問題評議会シニアフェロー。専門はロシア、ヨーロッパ、ドイツ外交など。

2026年5月号掲載論文

このままの流れが続けば、2030年までにドイツは再び軍事大国になる。ヨーロッパは「ロシアの脅威に対抗してドイツが再軍備軌道にあること」を全般的に歓迎しているが、慎重に考えるべき部分もある。ドイツの軍事的優位は、いずれ安全保障のジレンマを引き起こし、大陸内に分断をもたらすかもしれないからだ。特に極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が政権を握れば、そのような悪夢が現実になる危険は大きくなる。ドイツは自らの強さに伴うリスクを認識して、より深く統合されたヨーロッパの軍事構造に自らの防御力を組み込むことで、自制しなければならないし、近隣諸国は、どのような防衛統合を望むかを明確に示す必要がある。

  • ドイツパワーの復活?
  • やり過ぎか、不十分か
  • 力と恐れ
  • AfDと欧州の分裂?
  • ヨーロッパに織り込む

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2026 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top