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未曾有のエネルギー危機
―― イランとホルムズ海峡

マイケル・フロマン 米外交問題評議会会長
ダン・ポネマン 元エネルギー省副長官
ジェイソン・ボルドフ コロンビア大学 グローバル・エネルギー政策センター所長

Iran, the Strait of Hormuz, and an Unprecedented Energy Crunch

Michael Froman 米外交問題評議会会長。米通商代表などを経て現職。
Dan Poneman 米外交問題評議会シニアフェロー。米エネルギー省副長官、国家安全保障会議、大統領補佐官などを経て現職。
Jason Bordoff アメリカのエネルギー政策の専門家。コロンビア大学国際公共政策大学院 コロンビア・クライメートスクール学院長。同大学グローバル・エネルギー政策センター所長。ブルッキングス研究所、オバマ政権などを経て現職。

2026年4月号掲載論文

(ホルムズ海峡を経由しない)サウジアラビアのパイプラインの価値は(積み出し港である)ヤンブー輸出ターミナルのキャパシティによって制約される。同ターミナルは最大で1日あたり約450万バレルを輸出できるように設計されているが、実際にはそれよりはるかに低い能力しかない。さらに、その輸出ターミナルやそこで積み込み可能なタンカーは、フーシ派の攻撃にさらされる危険がある。(ダン・ポネマン)

現状は、中国の長期的なエネルギー安全保障戦略の正しさを裏付けている。中国は、経済の電力化を促進することで石油輸入を抑制し、石炭や再生可能エネルギーなどの国内資源からより多くの電力を生産すること、そして約14億バレルに達する巨大な戦略石油備蓄を強化することに重点を置いてきた。(ジェイソン・ボルドフ)

いかなる手段を用いても、湾岸地域から十分な量の石油を運び出すことはできない。パイプライン、備蓄放出、浮体式貯蔵施設からの放出を考慮に入れても、おそらく1日あたり1000万バレル以上の供給不足が生じると考えられる。(マイケル・フロマン)

  • ホルムズ危機と戦略備蓄
  • 迂回供給の限界
  • 原油価格高騰
  • エネルギー安全保障

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