Shutterstock AI / Shutterstock.com

トランプ政権と泥棒政治
―― 政治腐敗の手段と化した外交

アレクサンダー・クーリー バーナード・カレッジ 政治学教授
ダニエル・ネクソン ジョージタウン大学 外交学部教授

The Age of Kleptocracy: Geopolitical Power, Private Gain

Alexander Cooley バーナード・カレッジ政治学教授で、シカゴ世界問題評議会上級フェロー(非常勤)。
Daniel Nexon ジョージタウン大学外交学部教授。

2026年4月号掲載論文

トランプは米外交政策を、自分の富を増やし、地位を高め、家族・友人・側近の小さなサークルに利益をもたらすために利用している。外交を支えるインフラを解体して、自分の親族や知人、友人に重要な外交交渉を委ねている。そこで生まれるのは、主権国家間の拘束力のある二国間合意というより、むしろ個人間の取り決めに近い。合意は意図的に曖昧にされることが多く、一部の要素は公表されるが、他の要素は後日明らかにされるか、あるいは完全に隠蔽される。このやり方が続けば、トランプ外交は、アメリカの立憲主義だけでなく、世界における民主主義の存続そのものを脅かすことになる。

  • 取引主義と泥棒政治
  • 新家産制と泥棒政治
  • 身内と友人による外交
  • トランプが破壊した金融規制
  • 泥棒政治の仲間たち

(C) Copyright 2026 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top