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中東の安定とシーア派の未来
―― シーア派の国家への統合を

マリア・ファンタッピー イタリア国際問題研究所 アソシエートフェロー
バリ・ナスル ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院 教授(国際問題・中東研究)

What Comes After the Axis of Resistance?: The Abiding Power of Sectarianism in the Middle East

Maria Fantappie イタリア国際問題研究所 アソシエートフェロー。
Vali Nasr ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院 教授(国際問題・中東研究)。近著にIran's Grand Strategy: A Political Historyがある。

2026年2月号掲載論文

軍事的には、抵抗の枢軸はいまや粉砕されている。この枢軸を設計したイランの戦略家たちは高齢化し、アラブ世界のパートナーの多くは、イスラエルの攻撃で殺害されている。だが、抵抗の枢軸を支えてきたイラク、レバノン、シリアに残されたシーア派コミュニティに、それぞれの国で政治的未来、つまり、国境を越えたイデオロギーに代わる国内での役割と経済的機会を提供しない限り、中東の安定は再び脅かされる。生き残るためにシーア派が国境を越えた宗派的な共同体政治を模索すれば、広範な地域が不安定化する。シーア派が新しい中東秩序に利害をみいだせなければ、イラン封じ込めも難しくなる。

  • シーア派コミュニティ
  • シーア派の台頭
  • 「抵抗の枢軸」の衰退
  • 秩序再建にシーア派の参加を
  • 新しいバランスの構築

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