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非政府組織の興亡
―― 民主主義の後退とNGOの衰退

サラ・ブッシュ ペンシルベニア大学 政治学教授
ジェニファー・ハデン ブラウン大学政治学部准教授

The End of the Age of NGOs?: How Civil Society Lost Its Post–Cold War Power

Sarah Bush ペンシルベニア大学 政治学教授。
Jennifer Hadden ブラウン大学 政治学部准教授。

二人は、Crowded Out: The Competitive Landscape of Contemporary International NGOsの共著者。

2025年9月号掲載論文

全盛期には、NGOは国から権限と影響力を奪いつつあるとさえみなされた。NGOは開発援助や人道支援の担い手となり、国際交渉の場で政府を動かし、環境保護や人権といった政策アジェンダの設定まで主導するようになった。そのNGOがいまや大きく衰退している。透明性に欠け、説明責任を果たしていないとの批判もあった。ロシアなどの権威主義国家はNGOを民主国家の手先とみなし、法的に締め出す路線をとり、最近では、欧米諸国もNGOの活動資金となる開発援助を大幅に削減している。なぜ、流れは変化したのか。衰退の流れを覆す道はあるのか。

  • 国と非政府組織
  • NGOの栄枯盛衰
  • 民主主義とNGOの衰退
  • 削られる予算
  • パワーシフトの逆流を止めるには

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