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インドの大国幻想
―― 多極世界のポテンシャルと限界

アシュリー・J・テリス カーネギー国際平和財団 シニアフェロー

India’s Great-Power Delusions: How New Delhi’s Grand Strategy Thwarts Its Grand Ambitions

Ashley J. Tellis カーネギー国際平和財団シニアフェロー。ジョージ・W・ブッシュ政権の国務次官(政治担当)付上級顧問を務めた。

2025年8月号掲載論文

「多極世界では、特定の一国が自国の意思を他国に強要できないため、世界の平和には多極化が必要になる」。インドは、この視点から、アメリカに近づきつつも、戦略的自立を維持し、公的な同盟関係を避け、イランやロシアといった欧米の敵対国との関係を維持している。多様な連携を通じて、インドは近い将来に中国、アメリカ、欧州と肩を並べる存在になり、その結果、単独で中国への対抗バランスを形成できるようになるとニューデリーは考えている。だが、それは幻想にすぎない。

  • 大国にはなれない?
  • 中国経済に迫れるか
  • インドのやり方
  • 国内政治
  • パワーの破綻

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