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もう誰も相手にしない
―― ポスト・アメリカ世界のアメリカ

コリ・シェイク アメリカン・エンタープライズ研究所 ディレクター(外交・国防政策研究)

Dispensable Nation: America in a Post-American World

Kori Schake アメリカン・エンタープライズ研究所のシニアフェロー兼外交・国防政策研究ディレクター。The Transition From British to American Hegemonyの著者。ジョージ・W・ブッシュ政権期の国家安全保障会議および米国務省に勤務。フォーリン・アフェアーズでは「共和党の国際主義と外交戦略―― 軍事・貿易・経済戦略をどう立て直すか」などを発表している。(FAR 2024年3月号)。

2025年8月号掲載論文

国際システムの他のアクターが(特定の言動に)どのように反応し、どのような流れを形作るかを予測することも外交手腕に含まれる。トランプ・チームには、そのような能力が欠落している。ワシントンのパートナーのなかには、友人であるアメリカが正気に戻ることを期待して、様子見をする国もあるかもしれない。しかし、もう元には戻れない。同盟国やパートナーの信頼と信用は修復不能なほどに損なわれている。いまや問うべきは、アメリカパワーの基盤だった米主導の協調的秩序から各国が手を引けばどうなるかにあるのかもしれない。

  • 果てしなき単独行動主義
  • 我慢ならない存在
  • 孤独なアメリカ
  • 揺らぐアメリカの信頼
  • 悪い賭け
  • 恐れも愛もない

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