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新しい世界の創造へ
―― もう過去には戻れない

レベッカ・リスナー 米外交問題評議会 シニアフェロー
ミラ・ラップ・フーパー アジア・グループ パートナー

Absent at the Creation? American Strategy and the Delusion of a Post-Trump Restoration

Rebecca Lissner 米外交問題評議会シニアフェロー(米外交政策担当)。バイデン政権では大統領副補佐官を務めた。
Mira Rapp-Hooper アジア・グループのパートナーで、ブルッキングス研究所の客員シニアフェロー。バイデン政権の国家安全保障会議でシニアディレクター(東アジア・オセアニア担当)を務めた。 2人の共著にAn Open World : How America Can Win the Contest for Twenty-First-Century Orderがある。

2025年8月号掲載論文

トランプ政権の2期目が終わる頃には、古い秩序は修復不可能なまでに崩壊しているだろう。トランプ後を担う大統領は、多極化した、複雑な国際秩序を理解し、そこでアメリカがどのような役割を果たすかを決めなければならない。すべてを見直す必要がある。民主的価値へのコミットメントにはじまり、同盟関係、貿易、国防戦略までのすべてを再検証しなければならない。そうしない限り、ポスト・トランプの遺産という視点だけで米外交の将来を考え、これに過剰反応する危険がある。いまや、新しいテクノロジー、台頭する新興国が出現し、これに、長年の緊張が組み合わさることで、カオスが作り出されている。「ポスト・プライマシー」ビジョンの形成が急務だ。

  • もう引き返せない
  • 平常への復帰の功罪
  • トランプ政権の目的
  • ポスト・トランプの戦略的空白
  • ゼロベースで外交を見直す
  • 新秩序の模索

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