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木材資源と非合法マネー
―― 国際犯罪組織による森林伐採

ユスティナ・グゾフスカ セントリー エグゼクティブ・ディレクター
ユローラ・フェリス セントリー ディレクター(非合法財務政策対策担当)

The War on Trees: How Illegal Logging Funds Cartels, Terrorists, and Rogue Regimes

Justyna Gudzowska 政策シンクタンク、セントリーのエグゼクティブ・ディレクター。オバマ政権の米財務省、国連安保理、モルガン・スタンレーで制裁と対テロ資金規制を担当した。
Laura Ferris セントリーのディレクター(非合法財務政策対策担当)。オバマ、トランプ両政権の米財務省で制裁、マネーロンダリング対策、テロ資金対策を担当した。

2025年8月号掲載論文

森林の違法伐採は、自然環境の破壊にとどまらず、麻薬カルテル、テロ組織、ならず者国家の資金源とされ、いまや国際安全保障上の脅威を作り出している。南米、アフリカ、東南アジアなどを中心に、国家・非国家アクターを問わず悪辣なアクターが違法伐採を試みている。世界の木材取引の15―30%が非合法だとみなす推定もある。違法行為による収益が増大する一方で、その脅威は過小評価されたままだ。各国が違法伐採を真剣に取り締まるまでは、犯罪者たちは森林伐採を通じて資金を調達し続けるだろう。

  • 木材資源と国際犯罪組織
  • 「金のなる木」
  • 過小評価される違法伐採
  • チャイナ・ファクター
  • 対策はあるのか

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