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アジアの安定と米国の優位
―― 大国間政治と非同盟主義

ヴァン・ジャクソン ビクトリア大学ウェリントン 上級講師(国際関係論)

The Problem with Primacy: America’s Dangerous Quest to Dominate the Pacific

Van Jackson アメリカのアジア研究者。ビクトリア大学ウェリントン上級講師(国際関係論)で、Pacific Power Paradox: American Statecraft and Fate of the Asian Peaceの著者。フォーリン・アフェーアズでは、インド太平洋戦略の幻想―― 東アジアを重視すべき理由(FAR2021年4月号)米中対立とアジアの軍事化―― 軍事ファースト路線の弊害(FAR2021年12月号)などを発表している。

2023年3月号掲載論文

ワシントンは、1980年代以降、アジアにおけるアメリカの優位と地域の安定は共存しているだけでなく、そこには、因果関係があるとさえ考えるようになった、いまや、支配的優位を維持することにこだわり、主要なグローバルライバルである中国を抑え込み、弱体化させることを意図している。一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)を含むアジアの多くの国は、米中のどちらにも与しない非同盟主義を模索している。アメリカは、自らがイメージする平和への道をアジアに強要できないことを理解しなければならない。支配的優位を確立するという野心を抑え、パワーポリティクスを展開する抽象的舞台としてではなく、そのままのアジアに対応していく必要がある。アメリカは地域の平和を支援することも、地域的優位を模索することもできる。だが、二兎を追うことはできない。・・・

  • アジアにおける安定か優位か
  • 制御不能
  • 優位の維持か平和か
  • 適切な路線とは

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