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右へ急旋回するイスラエル
―― 強硬派ネタニヤフの新路線は

ダーリア・シェインドリン ハーレツ紙コラムニスト

Israel’s Hard-Right Turn: How Far Will Netanyahu Go?

Dahlia Scheindlin  Century Internationalのポリシーフェローで、ハーレツ紙のコラムニスト。世論分析の専門家で、国際政治・戦略のコンサルタント。

2022年12月号掲載論文

イスラエルは、ネタニヤフをさらに右へと向かわせる「全面的右派」連立への道を歩んでいるようだ。現実にそうなれば、次の政権はイスラエル史上、もっとも極端な右派政権になるかもしれない。もっとも、ネタニヤフ政権の「外交やパレスチナ問題」という二つの重要領域の政策は、現在の政権と比べても、程度の差はあっても、本質的な違いはおそらくないはずだ。しかし、民主的制度の運用を含む国内問題については、現政権との違いが、イスラエルの社会と国家に非常に大きな影響を与えることになると考えられる。イスラエルは、政治的には右派多数派の専制、社会的には少数派である正統派と超正統派の専制というかつてない時代に入ろうとしている。ポイントは、ネタニヤフがどこまで右寄りの政策をとるかだろう。・・・

  • 親ネタニヤフ勢力
  • 極右政権の誕生
  • 大きな政策上の変化はあるか
  • 国内右傾化の危険

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