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歴史の始まり
―― 壊滅的リスクの時代を生き抜くには

ウィリアム・マッカスキル オックスフォード大学 准教授(哲学)

The Beginning of History: Surviving the Era of Catastrophic Risk

William MacAskill オックスフォード大学准教授(哲学)、グローバル・プライオリティズ研究所シニアリサーチフェロー。非営利組織である Giving What We Canの共同創設者で、効果的な利他主義運動を進めている、近くWhat We Owe the Futureを出版予定。

2022年9月号掲載論文

この1世紀におけるもっとも厄介な出来事は、人類が自らを滅亡させる力をもつようになったことだ。気候変動から核戦争、人為的に操作された病原体によるパンデミック、制御不能な人工知能(AI)、まだ登場していない破壊的なテクノロジーにいたるまで、人類を破滅へと向かわせかねない危険はいまや数多く存在する。つまり、現代に生きるわれわれは、自分たちや子どもたちの命だけでなく、これから生まれてくるすべての人の存在そのものを左右する無謀な賭けをしていることになる。賢明に判断して行動すれば、来るべき世紀は、「未来に向けてわれわれがいかなる責務を負っているか」の認識によって形作られ、われわれの孫の孫たちは感謝と誇りをもって私たちの行動を振り返ることになるだろう。だが私たちが判断を間違えれば、彼らが生まれてくることはないかもしれない。

  • 生き残るための議論を
  • 未来からの視点
  • 人類の滅亡リスク
  • 終末の日は近い
  • 恩恵とリスクのバランス
  • 危機を生き抜くには
  • 未来への責任
  • 未来から今を考える

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