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ウクライナとEU
―― ヨーロッパへの第一歩

マティアス・マタイス CFRシニアフェロー

Ukraine Could Become an EU Member, What Would That Mean?

Matthias Matthijis 米外交問題評議会シニアフェロー、ジョンズホプキンス大学・高等国際問題研究大学院 准教授(欧州の政治経済)。フォーリン・アフェアーズでは「ブレグジット後のヨーロッパ―― 統合の本来の目的に立ち返るには」(FAR2017年3月号)などを発表している。

2022年8月号掲載論文

プーチンはこれまで、ウクライナの欧州連合(EU)加盟よりも北大西洋条約機構(NATO)への加盟に強く反対していると明言してきた。同様に、フィンランドやスウェーデンのEU加盟は問題ないが、NATO加盟申請は挑発行為とみなすと発言している。だが、2014年のマイダン革命が、「ウクライナのヤヌコビッチ大統領(当時)がEUとの関係よりもロシアとのより緊密な経済関係を選択したこと」に対する反動だったことを考えれば、ウクライナ市民の立場ははっきりしている。いまやウクライナはより明確に欧米へと舵をとり、すでにEUの加盟候補国の地位を手に入れた。もちろん、正式加盟には時間がかかるとしても、ウクライナ民衆はいまや「自分たちが何のために戦っているのか」を理解している。それは、「欧米とより完全に統合された、自由で民主的な未来」に他ならない。

  • 加盟候補国と加盟国の間
  • 加盟基準は
  • ウクライナと他の加盟候補国
  • 国境線が未確定の国
  • 加盟プロセスと紛争

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