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ウクライナ侵攻というプーチンの大きな誤算
―― ウクライナ民衆の決意を支えよ

チャールズ・A・クプチャン  米外交問題評議会シニアフェロー(ヨーロッパ担当)

Why Putin’s War With Ukraine Is a Miscalculation

Charles A. Kupchan 米外交問題評議会シニアフェロー(ヨーロッパ担当)ジョージタウン大学教授。

2022年4月号掲載論文

プーチンの攻撃的で拡張主義的な野心を明らかにした今回の侵攻は、軍事的境界で分断されるヨーロッパへと時計の針を巻き戻すことになるかもしれない。ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアのNATO4カ国はウクライナと国境を接しており、新たな脆弱性に直面する危険がある。ロシアの侵攻が欧米と中ロブロックとの冷戦2.0を引き起こすことも考えられる。しかし、北京がモスクワと距離を置くようになる可能性もある。プーチンは物理的な意味でウクライナ支配を再び確立するかもしれないが、政治的、道徳的な意味での支配は実現できない。「誰がウクライナを失ったのか」というロシア人の質問への答えはプーチンということになるだろう。

  • ポスト冷戦秩序の解体
  • 中国の対応
  • ウクライナに何ができるか
  • 効果的な封じ込め戦略とは

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