Yanosh Nemesh / Shutterstock.com

兵器としての移民
―― その長い歴史と憂慮すべき未来

ケリー・M・グリーンヒル タフツ大学准教授(政治学)

When Migrants Become Weapons The Long History and Worrying Future of a Coercive Tactic

Kelly M. Greenhill アメリカの政治学者。タフツ大学准教授(政治学)、マサチューセッツ工科大学(MIT)のシニアリサーチスカラー。著書にWeapons of Mass Migration: Forced Displacement, Coercion, and Foreign Policyがある。

2022年4月号掲載論文

最近のベラルーシやトルコに始まり、古くはキューバにいたるまで、人為的な移民の流れを作り出して殺到させると相手国を脅し、実際にそうした手段をとってきた国は数多くある。しかも、移民を兵器として利用するこのやり方は、これまで長く成果を上げてきた。当然、すぐになくなることはないだろう。それどころか、移民の流れを兵器にしている国に立ち向かわない限り、これを好ましい政策とみなすトレンドゆえに、その利用は抑えられるどころか、ますます増加していくだろう。実際、経済制裁などの強制外交の成功率が全体のせいぜい40%程度なのに対して、兵器化された移民を使った戦術は、ほとんど成功する。

  • 古くて新しい戦術
  • 経済制裁よりも効果的
  • 便利な恫喝策
  • いかに対応するか
  • 「兵器化された移民」の長い歴史と教訓
  • 世界秩序の逆説的な現実

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2022 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top