ymphotos / Shutterstock.com

エルドアン時代の終わり?
―― 権威主義者をいかに退場させるか

ソネル・カガプタイ  ワシントン近東政策研究所 シニアフェロー

Erdogan’s End Game Will He Undermine Turkish Democracy to Stay in Power?

Soner Cagaptay アメリカの中東研究者で、ワシントン近東政策研究所のシニアフェロー。著書にA Sultan in Autumnなどがある。

2022年2月号掲載論文

2022年にはトルコのインフレ率は20%を超えると予想されており、もはや経済が好転する見込みはなくなりつつある。しかも、野党のリーダーたちは、エルドアンを倒すために2023年の選挙に向けて連帯することを約束している。これまで政治腐敗に手を染め、権力を乱用してきただけに、ひとたび権力ポストを追われれば、エルドアンは起訴される可能性が高く、それだけに大統領の座を維持するためにあらゆることを試みるだろう。公正な投票を妨害したり、投票結果を無視したりするかもしれない。トルコの民主主義の根幹を揺るがすことなく、スムーズな政権交代をいかに実現するか。これが、いまやこの国の切実な課題だろう。

  • 最大の課題とは
  • 民主主義から権威主義へ
  • 大統領制という落とし穴
  • 二つの都市の物語
  • エルドアン対有権者
  • スムーズな政権交代への道

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2022 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top