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中ロ離間戦略を
―― 対ロエンゲージメントのポテンシャル

アンドレア・ケンドール=テイラー  新アメリカ安全保障センター 大西洋横断安全保障プログラム ディレクター デヴィッド・シュルマン 共和党国際研究所 シニアアドバイザー

China and Russia’s Dangerous Convergence
How to Counter an Emerging Partnership

Andrea kendall-Taylor 新アメリカ安全保障センターのシニアフェローで、欧米安全保障プログラムのディレクター。ジョージタウン大学外交学部教授(非常勤) David Shullman 共和党国際研究所のシニアアドバイザーで、新アメリカ安全保障センター欧米安全保障プログラムのシニアフェロー(非常勤)。ジョージタウン大学外交学部教授(非常勤)

2021年6月号掲載論文

中国とロシアの利益の重なり合い、軍事力その他の分野での相互補完性は、アメリカのパワーに対する両国の脅威をたんなる足し算以上に大きくしている。中国は、ロシアとの関係を利用して軍事力のギャップを埋め、技術革新を加速し、アメリカのグローバルリーダーシップを切り崩そうとしている。一方、国際社会で周辺化されていくことを警戒するモスクワは、アメリカがロシアと交渉せざるを得ないと考える環境を作り出そうと考え、北京との関係をそれを強化するための手段とみているようだ。例えば、中国に洗練された兵器を販売することで、モスクワはそうした関係の構築を模索してきた。ワシントンは関係の強化へと両国を向かわせるような行動を避けつつ、中ロの接近と協調をいかに制約するかをクリエーティブに考える必要がある。

  • 相互補完政策
  • 新たなつながり
  • 対ロエンゲージメントを
  • 従属に代わる選択肢

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