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資本主義と民主主義は共生的か
―― 市場価値と自由

ビニヤミン・アペルボーム ニューヨーク・タイムズ紙編集委員

Market Value
Can Capitalism Serve Democracy?

Binyamin Appelbaum ニューヨーク・タイムズ紙編集委員、著書にThe Economists’ Hour: False Prophets, Free Markets, and the Fracture of Societyがある。

2021年4月号掲載論文

自由な経済活動という「福音」の信者たちは「規制なき資本主義とリベラルな民主主義は共生関係にある」と主張した。半世紀後の現在、この主張を事実だと考える人を見つけるのは難しいだろう。市場経済によって経済の安全と独立を実現するという考えの問題点は(高級な)「リッツ・ホテルのように、金持ちにも貧者にも同じように門戸を開放すべきだ」という古いジョークにうまく集約されている。機会は保証されていても、誰もが代価を支払う懐の余裕があるとは限らない。しかし、アメリカ人は市場経済に代わる何を求めるべきなのか。ここに取り上げる著作によれば、市場経済は、幅広い豊かさの原動力にはならないし、政治的自由を補うものでもない。むしろ「市場へ依存すれば、自由のない状態に追い込まれる」。だが、果たしてそうなのか。・・・

  • 市場経済の価値
  • 自由の前提
  • 自営農地法
  • 資本主義と自由

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