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未来を読む力
―― 将来を適切にとらえる方法はあるのか

J・ピーター・スコブリック  ハーバード大学ケネディスクール フェロー  フィリップ・E・テトロック  ペンシルベニア大学教授

A Better Crystal Ball The Right Way to Think About the Future

J. Peter Scoblic イベント・ホライズン・ストラテジーの共同創設者。米シンクタンク「ニューアメリカ」の国際安全保障プログラムシニアフェロー。ハーバード大学ケネディ・スクール フェロー。 Philip E. Tetlock ペンシルベニア大学の教授、グッド・ジャッジメントの共同創設者で、Superforecasting: The Art and Science of Predictionの共著者。

2020年12月号掲載論文

シナリオ立案者は、可能性のある未来シナリオは非常に数多く存在するために、「確率ではなく、もっともらしさ」の視点からしか想像できないと言う。対照的に、予測の専門家(フォアキャスター)は「可能性の高い結末の確率は計算できる」と考え、まとまりのない不確実性を定量化してリスクとして示せると言う。だが、それぞれの方法には長所があり、最適なのはこの二つの手法を組み合わせることだ。こうしたホリスティックなやり方なら、 政策立案者に「考えられる未来の範囲」と「どのシナリオが現実になる可能性が高いのかを示す定期的なアップデート」を提供できる。こうすれば、未来についての抜け目のない予測を示せる場合も出てくるだろう。

  • 未来をいかに推定するか
  • 不確実性に備える
  • 不確実性をリスクに換算
  • 国際政治の予測分析
  • どの未来のどこが現実になるか
  • 実際に計画を立てる

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