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日はまた昇る
―― 日本のパワーは過小評価されている

ミレヤ・ソリス  ブルッキングス研究所  東アジア研究所ディレクター

The Underappreciated Power
Japan After Abe

Mireya Solis ブルッキングス研究所東アジア政策研究センターディレクターで、シニアフェロー。専門は日本研究。アメリカン大学准教授。フォーリン・アフェアーズでは「TPPをどうとらえるか ―― 貿易交渉か経済統合の試みか」(2013年9月号)を発表している。

2020年11月号掲載論文

「日本は、経済的繁栄を中国に、安全保障をアメリカに依存しすぎている」と悲観する見方が市民の間で大きくなっている。さらに、2020年9月の安倍首相の突然の辞任によって、国内の安定した指導体制や先を見据えた外交の時代が終わるかもしれないという懸念も浮上しつつある。地政学的ライバルが大きな流れを、そしてパンデミックが混乱を作り出すなか、ワシントンは、再び、日本のポテンシャルをまともに捉えず(この国を無視する)誘惑に駆られるかもしれない。しかし、日本の戦略的選択は、日本の将来だけでなく、米中間の激しい大国間競争の行方にも影響を与える。日本の時代は終わったとみなすこれまでの見方が、時期尚早だったことはすでに明らかだ。

  • 新しい試練と機会
  • 安定の孤島
  • 自由貿易の主導国
  • 危険な地域環境
  • 安全と強さを保つ

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