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ベネズエラへ軍事介入すれば
―― 長く困難な任務となるのは避けられない

フランク・O・モラ フロリダ国際大学教授(政治学)

What a Military Intervention in Venezuela would Look Like
Getting in would be the Easy Part

Frank O. Mora フロリダ国際大学教授(政治学、国際関係論)。同大学付属ラテンアメリカ・カリブ研究センター所長を兼務。米国防副次官補(西半球担当)などを経て現職。

2019年5月号掲載論文

ドナルド・トランプ米大統領はベネズエラに対する「あらゆる選択肢を排除しない」と語っている。これが真意なら、どのようなことになるだろうか。可能性が高いのは、米軍の侵攻後、ベネズエラ軍が短期間で降伏してマドゥロ体制は崩壊し、キューバとロシアの軍事関係者も撤収することだ。米軍のプレゼンスゆえに、軍の元兵士たち、準軍事組織、武装集団も地下へ潜る。しかし、アメリカはベネズエラの治安部隊の再建を主導せざるを得なくなり、米軍は長期的駐留を余儀なくされる。この場合、介入に伴う社会、経済、治安対策のコストがその恩恵をはるかに上回る。それが限定的な空爆であれ、全面的な地上軍の投入であれ、介入策をとれば、初期の戦闘が終了した後、ベネズエラを安定化させるための長く困難な作戦が必要になる。・・・

  • 長期化は避けられない
  • 空爆作戦
  • 地上軍の投入

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