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福祉国家の崩壊とナショナリズムの台頭
―― ナショナリズムはいかに復活したか

ジャック・スナイダー コロンビア大学教授(国際関係論)

The Broken Bargain: How Nationalism Came Back

Jack Snyder コロンビア大学教授(国際関係論)。著書にFrom Voting to Violence: Democratization and Nationalist Conflict.がある。

2019年3月号掲載論文

1980年代以降、先進国のエリートたちは、かつて政府が資本主義を制御するのを可能にした(社会保障制度などの)政治的管理体制を新自由主義の名の下に段階的に解体し始め、国の民主的体制を国際市場のロジックに適合するように見直しただけでなく、政策決定を市民への説明責任を負わない官僚や超国家組織に委ねてしまった。これが、欧米で「ポピュリスト・ナショナリズム」を急激に台頭させる環境を作り出した。ナショナリズムジレンマを解くには、レッセフェール政策そして説明責任を負わない超国家主義を放棄し、国家レベルでの民主的説明責任、競合する優先課題をめぐる妥協、そして国際機関との経済的調整といった戦後リベラリズムの基本的やり方を復活させなければならない。

  • 何がナショナリズムを台頭させたか
  • 社会民主的資本主義の誕生
  • 新自由主義の台頭
  • 超国家主義に対する反発
  • いかに対処するか

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