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トランプとサウジアラビア
―― リヤドとの関係を見直すには

マダウィ・アル=ラシード ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス  客員教授

Trump and Saudi Arabia
―― Rethinking the Relationship with Riyadh

Madawi Al-Rasheed ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス 客員教授。最近の著作にMuted Modernist: The Struggle over Divine Politics in Saudi Arabia (2015)がある。

2017年5月号掲載論文

イランに対してどのような路線をとるにせよ、トランプ米大統領は、「サウジとの特別な関係」の重要な側面の一部を見直す必要がある。依然としてサウジは国内で抑圧を続け、女性の権利も十分に認めていない。イエメン、シリアその他への対外軍事介入は、すべてライバルであるイランを意識したものだ。実際、ワシントンはサウジへの無条件の支援は控えるべきだろう。そうした路線は、リヤドの行き過ぎた行動の正当化に力を貸し、「ワシントンは独裁体制を支援している」という批判を招き入れることになる。無論、リヤドとの関係を断ち切るべきではない。それでも、アメリカの利益を守る形で関係の再定義を試みる必要がある。

  • 不安定な関係
  • 時代遅れの同盟関係
  • 抑圧とテロ
  • 女性の権利と男性後継人
  • 地域的野望と不安定化
  • 未来の関係を形作る

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