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イスラム国の黄昏
―― 離脱したシリア人元戦闘員たちへのインタビュー

マラ・レブキン / イエール大学ロースクール博士課程 、アハマド・ムヒディ / ジャーナリスト

Why Syrian are Abandoning the Group

Mara Revkin イエール大学ロースクール博士課程。
Ahmad Mhidi シリアのジャーナリストで、隔週誌Ayn al Madiaのエディター。

2016年6月号掲載論文

イスラム国を後にするシリア人戦闘員が増えている。2016年3月だけでも、数百人のイスラム国戦闘員がラッカやアレッポを離れて、戦線離脱したと考えられており、その多くがシリア人だ。離脱後、穏健派の自由シリア軍(FSA)に参加する者もいれば、紛争から離れようと、国境を越えてトルコやヨルダンに向かう者もいる。シリアのイスラム国は、現地社会や地勢などをめぐるインサイダー情報をめぐってシリア人メンバーに多くを依存してきた。逆に言えば、シリア人戦士の戦線離脱の増大は、シリアにおけるイスラム国の統治と軍事活動を大きく脅かすことになるだろう。現在トルコにいる8人の元イスラム国戦闘員たちへのインタビューから浮かび上がるのは、もはや勢いを失い、自暴自棄となったイスラム国の姿だ。

  • シリアからトルコへの脱出
  • なぜイスラム国を離れたか
  • なぜ組織を離脱したか
  • 空洞化したイスラム国と少年兵

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