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海底インフラの安全を守るには
―― 脅かされる海底ケーブルと 資源掘削施設

ロバート・マーティネージ

Under the Sea ――The Vulnerability of the Commons

Robert Martinage米戦略予算研究センター上級研究員。元米海軍次官(2010‐2013)

2015年1月号掲載論文

電子メール、電話、送金、金融決済など国境を越えた通信や取引の95%は空や宇宙ではなく、海底を走る約300本、全長96万キロ超の光ファイバーケーブルを経由している。問題は、この重要な通信ケーブルが海底でも地上との接続部分でもほぼ無防備な状態におかれていることだ。ケーブルの位置を示した地図はインターネットでも入手可能で、これを見れば各国の弱点が簡単にわかる。敵国が、高解像度ソナーと爆弾を積んだ無人自律型無人潜水機を遠隔操作して相手国にとって重要なケーブルを簡単に破壊できる状態にある。・・・・消費者は海底ケーブルを空気のような存在とみなし、その重要性を実感することがない。だが、それが失われれば、空気が失われたときと同様に苦しい思いをする。最悪のシナリオが現実になる危険を最小限に抑える対策をとる価値は十分にあるはずだ。・・・・

  • 海底インフラの脆弱性
  • 海底ケーブルが切断されれば
  • 海底資源開発のリスク
  • 高まる脆弱性とリスクにどう備えるか

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