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CFR Meeting
イスラム国と中東の未来

エド・フサイン/ 米外交問題評議会シニアフェロー(中東問題担当)
ジャニーヌ・デビッドソン/米外交問題評議会シニアフェロー(国防政策担当)

Islamic Extremism and the Rise of ISIS

Ed Husain 米外交問題評議シニアフェロー(中東担当 非常勤)。イスラム過激派組織の英国における支援組織のメンバーとして活動した時期がある。現在はイスラムの過激主義を強く批判している。専門はアラブ世界のイスラム義、アラブ世界における西洋のイメージ、アメリカの中東外交など。トニーブレア財団のシニア・アドバイザー。著書にThe Islamist (Penguin, 2007)がある。Janine Davidson 米外交問題評議会シニアフェロー(国防政策担当)。米国防副長官室ディレクター、オバマ政権の国防副次官補、ジョージ・メイソン大学教授を経て現職。専門は国防戦略、国家安全保障戦略、軍民関係など。

2014年10月号掲載論文

空爆でイスラム国の勢いは止められるかもしれないが、粉砕することは不可能だ。イスラム国がシリアに聖域をもっていることも考えなければならない。イスラム国の問題を簡単に解決する方法はなく、長期的なアプローチをとるしかない。これまでの経験からみて、10-15年という時間が必要になるだろう。(J・デビッドソン)

われわれはイスラム過激主義に魅了されるのは愚かで、社会から孤立したアブノーマルな人物だと考えがちだが、彼らは自分のことを過激派とは自覚していないし、アブノーマルだとも考えていない。むしろ「自分はいたってノーマルだ」と考えている。神の期待に即した活動をしていると信じているからだ。(E・フサイン)

  • イスラム過激主義の訴求力
  • 優れた広報戦術
  • 短期的解決策は存在しない
  • アサド政権と手を組むべきか
  • 武装勢力から軍団への変身
  • 宗派対立とサウジの責任
  • 若者たちの不満
  • 軍事的に問題を解決できるのか

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