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トルコ国境とシリア内戦
―― なぜトルコはシリア政策を見直しているか

カレン・レイ シリア・ディープリー編集長

Turkey's Bleeding Border
―― Why Ankara is Recalibrating Its Syria Policy

Karen Leigh 中東をカバーするジャーナリスト。シリア・ディープリー編集長。

2014年8月号掲載論文

シリアが内戦に陥って以降、トルコ政府はシリアの反政府勢力がトルコ南部を兵士や物資の調達ルートとして利用することを認めてきた。問題は、穏健派集団とヌスラ戦線やイラク・シリア・イスラム国(ISIS)などのジハード主義集団を区別しなかったことだ。これによって、トルコと欧米との関係も悪化した。ここにきてアンカラがヌスラ戦線をテロ組織と認定したことで、欧米との関係は少しばかり改善するかもしれない。だが、ヌスラ戦線をこの段階で切り捨てても、もはや、シリアにおけるイスラム過激派の拡大を抑え込むのは難しいだろう。一方では、シリア難民の大規模な流入によって、トルコは大きなコスト負担を余儀なくされており、トルコ市民の苛立ちは高まっている。・・・・

  • ヌスラ戦線を断ち切った理由
  • 過熱する難民問題への対策
  • 成果は期待できない?

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