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イラク内戦とイランの立場
――イランが宗派間紛争という言葉を使わない理由

モフセン・ミラニ 南フロリダ大学戦略外交センター所長

Tehran's Doubles Down

Mofsen Milani 南フロリダ大学戦略外交センター所長。ペルシャ湾岸諸国、イラン革命、イランの外交と内政などに関する数多くの著作がある。

2014年7月号掲載論文

テヘランの目的はバグダッドのシーア派政権を存続させることで、一方、イラク・シリア・イスラム国(ISIS)は純然たるスンニ派国家を樹立したいと考えている。とはいえ、イランは今回の戦闘を「宗派間紛争である」と明確に認めるつもりはなく、ISISのことを外国の支援に依存するタクフィリ(他の宗派を不信心とみなすスンニ派)、あるいはインフィダル(背教徒)と位置づけている。一方で、イランはすでにイラク内戦に深く関与している。イランの革命防衛隊(IRGC)はイラク治安部隊と協力して軍事作戦を主導し、テヘランはシーア派武装集団にも戦闘への参加を促している。長くシリア内戦にも関与してきたイラン軍と武装勢力は、ISISを含むスンニ派武装勢力との十分な戦闘経験をもっている。それでも、テヘランはイラクでの戦闘を「テロとの戦い」として位置づけ、ISISの資金源がサウジであるとも公言していない。その理由は・・・

  • テヘランの思惑
  • 圧倒的な影響力と関与
  • 宗派間紛争と受け止められるのをなぜ回避したいか
  • 政治的決着でしか統一は維持できない

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