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CFR Meeting
世界経済の現状をどうみるか ―― アラン・グリーンスパンとの対話

スピーカー アラン・グリーンスパン 元連邦準備制度理事会議長
モデレーター ダイアナ・ファレル マッキンゼー&カンパニー ディレクター

A Conversation with Alan Greenspan

2014年6月号掲載論文

金融危機後の5年にわたって資金の流れが停滞してきたが、いまやアメリカの金融システムのもっともセンシティブで重要な部分、つまり、企業融資部門で資金の流れが生じている。これは好ましい兆候だ。・・・だが長期資本投資がうまくいっていないし、この部門には回復の兆しがない。・・・中国経済は技術革新領域で大きな問題を抱えている。何を考え、語るかに制約がある社会のイノベーションには限界がある。イノベーションにとって重要なのは、常識的な思考の外側へと出ていくことだが、権威主義国家で、このような発想をするのは難しいだろう。・・・人口が高齢化していけば、消費は増え、貯蓄の規模は小さくなっていく。この段階になると、日本はグローバル市場でグローバルな金利で資金を調達するしかなくなる。しかも、日本の公的債務残高は膨大な規模に達している。・・・日本で何が起きるか、私も心配している。

  • 資金は動き出したが・・・
  • 中国経済と技術革新
  • ウクライナ危機とヨーロッパ
  • ユーロ危機の本質
  • 日本経済のリスク

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