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「モノのインターネット」が切り開く未来

ニール・ガーシェンフェルド
マサチューセッツ工科大学教授、 JP・バッサー シスコシステムズ チーフアーキテクト

As Objects Go Online ―― The Promise (and Pitfalls) of the Internet of Things

Neil Gershenfeld
マサチューセッツ工科大学教授。MITビッツ&アトムセンターの所長。専門はコンピュータサイエンス。JP Vasseur シスコシステムズ チーフアーキテクト。同社の上席エンジニアとして、IP、ネットワークリカバリー、モノのインターネット、センサーネットワークなどを手がけている。

2014年3月号掲載論文

いまやネットワークの進化を上回る勢いで、さまざまなデバイスのオンライン化が進んでおり、その一部が「モノのインターネット」と呼ばれている。指先に収まるほどの小型コンピュータをさまざまな日用品に組み込めば、インターネットを経由してあらゆることができるようになる。例えば、所有者のカレンダー、ベッド、車にアクセスして、その人物がどこにいるかを判断し、家の温度を調節するサーモスタットも実用化できる。モノのインターネットで生活は大きく変化していく。インターネット同様に、モノのインターネットの世界でも、「閉鎖性と集権制」ではなく、永続的な技術革新と進化を刺激する「開放性と分散性」が規範になれば、テクノロジーが日常生活のより細部にまで入り込みつつも、それを意識せずに生活できる時代がやってくるだろう。

  • 「モノのインターネット」
  • つながった世界
  • インターネットはなぜ成功したか
  • 閉鎖的ネットワークか、開放的な構造か
  • モノのインターネットと技術革新
  • インターネット構造が勝ち残る
  • 一体化するテクノロジーと生活

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