Frederic Legrand - COMEO /Shutterstock.com

CFR Meeting
ウクライナ危機とロシア
―― プーチンはどう動くか

◎スピーカー
スティーブ・セスタノビッチ
米外交問題評議会ロシア担当シニアフェロー
アレクサンダー・モティル
米ラトガース大学教授
◎モデレーター
ロバート・マクマホン
エディター CFR・ORG

What's next for Ukraine?

Stephen Sestanovich 米外交問題評議会ロシア・ユーラシア担当シニアフェロー、コロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)教授。専門はロシア、旧ソ連、中央アジアの外交政策。カーネギー国際平和財団、戦略国際問題研究所、国家安全保障会議、米国務省政策企画スタッフを経て現職。Alexander Motyl アメリカの政治学者、作家。現在は米ラトガース大学教授。専門はウクライナ、ロシアの政治。コロンビア大学、ハーバード大学での教職を経て現職。芸術家(画家、詩人、小説家)としても活動している。

2014年3月号掲載論文

東部のルハーンシク、ヤヌコビッチの地元のドネツィク、そしてクリミアは、全般的には親ロシアの政治が今後も続くこと望んでいると考えることもできる。だが、ルハーンシク、ドネツィクでもっとも大きな影響力をもつ人物は富豪のリナ・アクメトフ。彼は欧米とのつながりに大きな利益を有している。つまり、この二つの地域の人口の一部は分離独立を望んでいるが、経済エリートたちは分離独立には反対している。・・・クリミアも一般に言われるほど親ロシア的ではない。・・・ウクライナの分裂は起きないだろう。(A・モティル)

ウクライナ経済は昨年の11月の時点ですでに危機的な状態にあったし、その後、3カ月に及んでいる革命が、この国の国債の格付けとGDP(国内総生産)にプラスに作用しているはずはない(すでにS&Pはウクライナのディフォルトリスクを警告している)。政治的打開策だけでなく、経済的解決策を考案する必要がある。(S・セスタノビッチ)

  • ウクライナは分裂するか
  • プーチンの立場
  • EUの役割と米ロ関係
  • 新冷戦は起きるか

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2014 by the Council on Foreign Relations, Inc.,and Foreign Affairs, Japan

Page Top