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タイの最終局面とは
―― 軍と民衆の事実上のクーデター?

ジョシュア・クランジック/ 米外交問題評議会フェロー(東南アジア担当)

Thailand Endgame

Joshua Kurlantzick 米外交問題評議会フェロー(東南アジア担当) 。カーネギー国際平和財団の研究員を経て現職。専門は東南アジア・中国の外交、経済、民主化。2008年に著書「Charm Offensive: How China's Soft Power Is Transforming the World」がアーサー・ロス賞にノミネートされた。「ミャンマーを脅かす宗教紛争」(フォーリン・アフェアーズ・リポート2014年1月号)、「変貌した東南アジアへ帰ってきた『古い日本』」(2013年9月号)を発表している。

2014年1月号掲載論文

タイの政治危機は、反政府勢力が社会と政府双方を完全に掌握するという最終局面に近づきつつある。バンコクや南部の一部地域ではデモ参加者たちが投票所を封鎖しようと試み、民衆の怒りと暴力が激化している。いまや事態が制御不能な状態に急速に陥りつつあるのは間違いない。状況は「事実上のクーデター」であり、クーデターはすでに進行している。「軍は中立を保つ」と主張しているかもしれないが、デモを前にしても行動を控えていること自体、デモ隊の立場を支持しているという軍の明確な政治的メッセージだ。政府はますます弱くなり、そこに政治的空白が生じる。そして(デモ隊が設置を求める)「人民評議会」、軍部、あるいはこの二つの組み合わせによってこの空白は埋められていくことになるだろう。

  • カオスへと向かうタイ 
  • 軍による事実上のクーデター

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