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Foreign Affairs Update
北京は近く経済改革に着手する
―― 改革の必要性が障害を克服する

エバン・A・フェイゲンバーム/シカゴ大学ポールソン研究所副所長
ダミアン・マ/シカゴ大学ポールソン研究所フェロー

The Rise of China's Reformers
―― Why Economic Change Could Come Sooner Than You Think

Evan A. Feigenbaum シカゴ大学ポールソン研究所副所長。国務省政策企画部スタッフ(東アジア担当)、国務省南アジア担当副次官補、同中央アジア担当副次官補、米外交問題評議会シニア・フェロー(東アジア、南アジア、中央アジア担当)、ユーラシアグループを経て現職。五つの外国語に通じ、南アジアから東アジア、ロシア、さらにはエネルギー、経済、地域機構と幅広い専門領域をもつことで知られる。
Damien Ma シカゴ大学ポールソン研究所フェロー。北京のPR会社、ユーラシアグループの中国アナリストを経て現職。フォーリン・アフェアーズ電子版に「習近平政権の内憂外患」(フォーリン・アフェアーズ・リポート2012年12月号掲載)を発表している。

2013年6月号掲載論文

「経済改革に踏み切れば、パワフルな既得権益層の抵抗と反発はさけられなくなる。環境汚染問題や土地接収問題を前に民衆の不満が高まりをみせていることも改革を難しくしている。改革は短期的には経済を不安定化させ、社会不安をさらに高める危険を伴うからだ」。多くの専門家がこう考え、中国における経済改革の可能性を否定的にとらえている。だが、90年代末に中国が経済改革を実施していることを思いだすべきだ。朱鎔基が手がけた改革のケースからみても、「政治への信頼性の危機、世界の経済・金融危機に対する脆さへの認識、そして変革の必要性を認識する指導層の存在」という三つの条件が揃えば、中国は大胆な改革に踏み切る可能性があるし、いまやこれらの条件が満たされつつある。習近平と李克強は改革が必要であることをすでに明確に認めている。おそらく、2013年秋の中央委員会第3回総会で改革アジェンダが公表されることになるだろう。

  • 中国の現状をどうとらえるか
  • 政治的信頼性の危機
  • 世界経済の危機と国内改革
  • 改革を意識する新指導層
  • 改革の指標
  • チャイニーズドリームに向けて

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