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イタリアの政治的混迷と欧州民主主義の危機

ジョナサン・ホプキン ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授

Italy Did Not Just Send in the Clowns

Jonathan Hopkin ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。専門は、政党と選挙、イタリア政治、スペイン政治など。

2013年4月号掲載論文

イタリアの政治エリートと彼らによる政治を全面的に拒絶したベッペ・グリッロが勝利を収めた数日後には、EUからの脱退を求めるイギリス独立党が選挙で躍進を遂げた。海賊党がスウェーデンで、ヘルト・ウィルダース率いる反イスラム政党がオランダで政治的成功を収め、フランスでも国民戦線のようなポピュリスト政党が支持を伸ばしている。イタリアでの政治現象が例外的なわけではない。イタリアの選挙結果は、既成政党に対する拒絶という欧州民主国家に共通する社会トレンズを映し出している。イタリアの政治階級が今後淘汰されていけば、「自分たちにも同じ運命が待ち受けているかもしれない」とヨーロッパの政治家たちも危機感を募らせるはずだ。欧州各国の政党は経済危機に対処するだけでなく、有権者とのつながりを再生し、民主政治における政党の中核的な役割を再活性化しなければならない。そうしない限り、イタリアで起きたことがヨーロッパ各地で再現されることになるかもしれない。

  • イタリアの政治とヨーロッパの政治
  • イタリアで何が起きたのか
  • ヨーロッパの政党危機

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