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北朝鮮の衛星打ち上げ
――平壌の権力抗争と危機へのプレリュード

スコット・スナイダー
米外交問題評議会
朝鮮半島担当シニア・フェロー

North Korea's Satellite Launch: Pyongyang Style Theater or Prelude to Crisis?

2012年12月掲載論文

12月1日、北朝鮮は同月10日から22日の間に衛星打ち上げを計画していると発表した。これは歓迎できないニュースかもしれないが、ある意味では予想通りの行動でもある。失敗したとはいえ、4月12日に衛星打ち上げを試みた北朝鮮を批判する国連議長声明が出されたにも関わらず、平壌はこれを公然と無視し「今後も長距離ロケットの打ち上げ実験を続ける」と表明していたからだ。日本では12月16日に総選挙が予定されているし、韓国では12月19日に大統領選挙が実施される。このタイミングでの北朝鮮による衛星打ち上げ計画は、かなりの政治的衝撃を伴うと考えられる。北東アジアが政治のシーズンのさなかにあるタイミングでの北朝鮮の衛星打ち上げが何を引き起こすかをここで考えてみたい。

  • 打ち上げは韓国と中国にどのような影響を与えるか
  • 日米の反応はどうなる
  • 北朝鮮の権力抗争と衛星打ち上げ

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