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BRICSのポテンシャルを 再検証する

マーチン・ウォルフ フィナンシャルタイムズ紙 チーフ・エコノミック・コメンテーター

Does the BRICS Group Matters?

2012年6月号掲載論文

BRICS各国の価値観はそれぞれに大きく違っている。たしかに、「自分たちは世界経済にとって重要な国で、もっと世界から重視されるべきだ」と考えている点では共通点がある。自分たちと先進諸国との関係はどうあるべきなのかという点でも認識を共有している。彼らは「自分たちは台頭する国家だが、先進国は衰退しつつある」とみており、世界秩序をこの視点から変えていきたいと考えている。だが中国の覇権によって形作られる世界の出現は必ずしも望んではいない。各国の利害認識、価値観、政治システム、国家目的は大きく違っている。ロシアは衰退途上にある国家だし、南アフリカが経済大国になることはない。しかも中印の間には激しいライバル意識が存在する。・・・

  • BRICSの意図と連帯
  • 先進国批判の意味は
  • 内部対立
  • 「中印とその他」による集団

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