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CFR Interview
北朝鮮の衛星発射実験後、何が起きるか
――2009年の悪夢の再現か

スコット・スナイダー /米外交問題評議会シニア・フェロー (朝鮮半島問題担当)

North Korea's Transitional Dilemma

2012年4月掲載論文

国際社会が北朝鮮の衛星発射実験を懸念しているのは、衛星打ち上げに必要な技術を大陸間弾道ミサイルにも応用できるからだ。この技術を洗練していけば、核ミサイル能力も強化される。衛星実験は既定路線であるだけでなく、現在、権力移行期という政治的に微妙な時期にあるために、実験を取りやめるとは考えにくい。要するに、ピョンヤンは国内のリーダーシップ強化に必要なことが、国際的にはネガティブにとらえられてしまうというジレンマに直面しており、この意味で、国際社会で譲歩を示せば、国内政治面ではマイナスに作用する・・・今後何が起きるかを考えるには、2009年の展開を思い起こすべきだ。北朝鮮の衛星発射は国連で問題として取り上げられ、なんらかの声明か決議が採択され、北朝鮮はこれに否定的に反応する。その後、核実験を試みた。これが3年前に起きたことだ。

  • 衛星発射実験か弾道ミサイル実験か
  • 今後どうなるか
  • 権力継承のジレンマ
  • 各国の立場

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